1. ドリンクの作り方(基本動作)
お客様の好みに合わせ、美しい所作で作成してください。
お酒の濃さの決め方
- 視覚的確認: お酒の濃さの好みは人それぞれです。必ず事前にお客様に確認してください。
- 指差し確認: 「これくらいでよろしいでしょうか?」と、グラスの横に指を当て、指何本分のお酒を入れるかをお客様に直接見ていただきながら量を決定します。
グラスへの注ぎ方・混ぜ方
- 両手作業の徹底: ドリンク作成時、提供時、ボトルの開栓時など、すべての動作は必ず両手で行ってください。 片手での作業は雑な印象を与えるため厳禁です。
- 氷の扱い: 氷を入れる際は、グラスに当たって大きな音が鳴らないよう、優しく静かに置いてください。
- ボトルの向き: 注ぐ際は、必ずボトルのラベルを上(お客様に見える向き)に向けて注いでください。
- 混ぜ方(ステア): マドラーは反時計回りに回します。この際も、グラスの側面を叩いてカチャカチャと音を立てないよう注意してください。
2. ドリンクの提供マナー
お客様の大切なグラスを触る際は、細心の注意を払ってください。
グラスの持ち方
- 上部厳禁: お客様の口が触れるグラスの上部は絶対に触れてはいけません。
- 下部を保持: 必ずグラスの下方(底に近い部分)を持つように徹底してください。
声掛けの徹底
- お客様の前を通る際: ドリンク作成や提供時にお客様の目の前に手を伸ばしたり、前を通る場合は、必ず「前、失礼します」と一言添えてください。
- グラスに触れる際: お客様のグラスに触れる際も、必ず「失礼します」と一言添えてください。
- お礼: ドリンクをいただいた際などの「ごちそうさまでした」も、必ず両手を添えて丁寧に行ってください。
3. 卓上管理(アイス・割り物・ゴミ)
常にテーブルの上を美しく、快適な状態に保ってください。
アイス(氷)の補充
- 氷が減ってきたら、内勤または手が空いているキャストを呼び、速やかに補充(アイス交換)を行ってください。
割り物(水・お茶など)の補充
- 割り物がなくなった際は、独断で追加せず、必ずお客様に「割り物(お水など)を頂いてもよろしいでしょうか?」と確認し、了解を得てから注文・補充してください。
卓上の整理整頓
- 空いた瓶、使用済みのラベル、不要なゴミなどは、いつまでも卓に置かずに、すぐに片付けてください。
4. 乾杯と飲みの作法
乾杯のマナー
- 両手で乾杯: 乾杯は片手ではなく、必ず両手(添え手)で行ってください。
- グラスの高さ: 乾杯の際、自分のグラスは必ずお客様のグラスよりも下の位置に来るように当ててください。お客様への敬意を表す基本動作です。
飲むタイミング
- 決してお客様よりも先に口を付けないでください。お客様が一口飲まれたのを確認してから、自分も飲むのがマナーです。
5. シャンパン・ボトルの受け渡し
グラスの配布順序
シャンパン等を分ける際のグラスの受け渡しには順番があります。以下の順序を厳守してください。
1. お客様(最優先)
2. 担当ホスト
3. ヘルプキャスト
6. キャストへのメッセージ
「ドリンク一杯を作る時間は、お客様とじっくり向き合える貴重なコミュニケーションタイムです。指で濃さを確認する。ラベルを向ける。音を立てない。この細かな気配りの積み重ねが、あなたを『特別なホスト』に変えていきます。」